今回はその「選んで」買うことで、出来ることについて、書こうと思います。
毎日、食べ物かそうでないかにかかわらず、色んなものを買いますよね。
先日のコラムでは、自分の価値観にフィットするものを選ぶ、と言うお話でしたが、購買行動を単に「お金(代金)」と「商品」の交換だと思っていませんか?
もちろん、代金と商品の交換でもありますが、それだけではありません。
「私はあなたとあなたの商品を応援します」
と言う意思表示にもなるんです。
スーパーやコンビニでは、たくさん売れる商品は継続して棚に置かれ、売行きの悪い商品は棚から消えて行きます。
POSシステムが導入されたことにより、お店の方は売れ筋、死に筋を全て把握しています。
シビアです。
近所のスーパーでは、私が愛用していたオーガニックの無添加ケチャップの取扱が無くなってしまい、少し遠いスーパーまで買いに行っています。
「東北産の商品を購入することで、復興支援しましょう」
これと同じです。
「選んで」買うことで、その商品を作っている生産者やメーカーに対し、資金を提供し支持を表明していることになるんです。
安いからと大手メーカーの製品を買えばお店の棚には大手メーカーの商品ばかりが置かれるようになり、小規模生産者の商品はなかなか並ばなくなって行くのですね。
スーパーやコンビニだけではありません。
町の八百屋さん、魚屋さん、洋服屋さん、靴屋さん、どのお店でもそうです。
そのお店の商品を買うことにより、事業継続を応援することになります。
私は個人的に大好きな人を応援したくて、不定期ですがわざわざ遠くのお店を訪ねたり、お取寄せしています。
もちろん商品が良いものでもあるからなのですが、彼等を応援したくて、大手メーカー品より5〜8割高い商品を買っています。
写真のパンもその一つです。
「選んで」買うことで、生産者やお店を応援してみませんか?