
「スゴいですねー!食育ってことは、無添加にこだわってるんですね!」
とか
給食に「食育」をうたうなら、中国産のいつ取れたかわからないような冷凍枝豆を出さないで欲しいですよね!そんなの全然食育じゃないですよ!
…と言うようなお言葉を伺うことが良くあります。(これは一例です)
食育=無添加
食育=安心安全な旬の国産食材
と言うイメージが強いのでしょうか?(^_^;)
もちろん、それも間違いでは無いと思います。
私の普段の買い物は、なるべく国産で、なるべく添加物の少ない加工品を選んでいますので、事実ではあります。
ですが、「その行動自体」を食育とは考えていませんし、それが食育の全てではありません。
食育について学んでいけば、結果的に、国産で添加物の少ないものを選ぶようになってくる、とは思います。
これは、食育の3本柱の一つである「選食力を養う」と言うことと関連しています。
スーパーやコンビニに並んでいる商品は、同じ食品でも色々な種類がありますね。
その中から、どれを「選ぶ」か。
「どうやって選んだらよいのか」を知る基準になる知識や体験、価値観が選食力につながります。
もちろん「価格」も選ぶ基準になりますよね(^^)
知識や経験がなければ、高いか安いかの「価格」でしか選べません。
その価格が妥当なものなのか、高価であったとしてもお買い得な価格なのか、不相応に需要が高いから高価なだけなのか、を判断出来るようにする。
「選べる」ようになるための知識や経験を積ませてあげる、これも食育の一環です。
それによって、なぜ無添加が良いのか、なぜ中国産の冷凍枝豆を食育じゃないと憤慨する人がいるのか、が理解出来るようになるでしょう。
対人関係の相互理解にも役立ちますね(^^)
無添加だから「選ぶ」と言う選び方ももちろんあるのですが、普段皆さんがよく召し上がっている食べ物の中で、絶対に無添加では作れないものが、いくつかあります。
代表的なものとしては、豆腐、こんにゃく、中華麺、などがあります。
ご存知でしたか?
添加物を絶対悪と考えるのではなく、どんな添加物がどのような目的でどの程度使われているのか、を良く見て「選べる」ようになると良いですね(^^)