食育教室 おやこキッチン

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【行事食】節分の恵方巻き

今日は節分。

 

節分とは、節目の日と言う意味で年に4回あります。

立春立夏、立秋、立冬はそれぞれの季節が始まる日で、その前日を節分と言います。

特に、室町時代頃から1年が春から始まるとされていたために、新年が始まる節目の日として立春の前日の節分を重要視するようになりました。

 

季節の変わり目には邪気が入りやすいため、節分に邪気を払う行事としての豆まきが行われるようになりました。

豆は魔滅(魔を滅する)に通じる語呂合わせから来ているとの説もあります。

 

魔を滅する豆から芽が出てはいけないので、必ず炒った豆を使いましょう。

豆まきの豆は、大豆を使う地域が多いようですが、落花生をまく地域もあります。

 

また、鬼が嫌がる匂いのする鰯を柊の枝に刺した鰯柊を軒下などに吊るしたり立てかけて、鬼が近寄らないようにします。

 

最近全国的に広まった恵方巻きは、元々関西方面で行われていた恵方を向いて太巻き寿司を無言で食べる風習を、全国チェーン展開するコンビニやスーパーなどが「恵方巻き」として売り出したことから広まりました。

全国的に広まったのはここ20年くらいだそうです。

 

たしかに私が子供の頃は恵方巻きを食べる習慣はありませんでしたし、豆まきと鰯の丸干しを焼いて食べていましたので、地域的な風習が全国的に受け入れられた珍しい例かと思います。

コンビニやスーパーなどの売れ残った恵方巻きの廃棄問題なども取り沙汰されているので、それぞれ判断で召し上がるのがよろしいかと。

 

我が家では、酢飯と具を用意して各自で太巻き寿司を巻いて食べるセルフ恵方巻きにしました。

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